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ドラッグストアのコンクールに意味はあるのか? コンクールのメリット・デメリットについて徹底解説

2021/5/15(土)

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Mr.T

こんにちは。Mr.Tです。
今回はコンクールのメリット・デメリットについてです。

 

ドラッグストアのコンクール。

 

どこの会社もコンクールはあると思います。

様々な商品でコンクールが行われます。

 

医薬品、化粧品、栄養ドリンク、食品、雑貨…などなど。

 

調剤にはコンクールはありませんので、処方せんの枚数が多い店舗の薬剤師は先頭に立ってコンクールを行うことがあまりないと思いますが、店舗では必須なので協力しないわけにはいきません。

 

ドラッグストアの店員や登録販売者はコンクールを避けては通れません。

 

今回はコンクールのメリット・デメリットについて解説していきます。

なお、Mr.Tの個人的見解も含まれています。

 

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ドラッグストアのコンクールのメリット

推奨品がわかりやすく売りやすい

ドラッグストアには様々な商品があるので、どれを売ればいいのかわからない人も多いと思います。

そんなときはコンクールで推している商品を売ればOK。

会社が売れと言っているのだから、誰からも怒られることはありません。

 

達成感が得られやすい

コンクールには最終的な順位もありますが、これぐらい売りなさいというノルマもあります。

そのノルマを超えると物凄い達成感を得ることができます。

 

目標がわかりやすい

「何を売りなさい、これぐらい売りなさい」

という目標があるので、自分で目標を立てる必要がありません。

自分で目標を立てることも重要ですが、取り敢えずの目標は会社が立ててくれているのでドラッグストア初心者はやりやすいでしょう。

 

接客スキルの向上

商品を売るためには接客スキルが必要です。

 

「買ってください」

 

と言って買ってくれる人はいません。

そのために様々な接客スキルを学ばなければならないので、自然と自分の能力が上がっていくでしょう。

 

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店員の団結力が高まる

コンクールは個人対抗もありますが、基本は店舗ごとに順位が決まります。

やる気がある店舗であれば

 

「上位目指してガンバロー!」

 

と、団結力が高まります。

 

商品の知識が増える

商品の知識がないと売ることができないので、自然とその商品に関して詳しくなります。

また、他の商品との比較もしないといけないので他の商品にも詳しくなります。

 

数字に興味がわく

コンクールなので順位がつきます。

売った個数だけでなく、売上金額や粗利、達成率など様々な数字が絡んできます。

数字がわからないと自分がどこの位置にいるのか、どれぐらいのペースで売っているのか、達成率は現状どれぐらいなのかなどがわかりません。

自然と数字に興味がわいてくるでしょう。

 

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順位をつけられるのが嫌だとかいってますが、人間はランキングとか大好きですよ。

 

売り場づくりのスキルアップ

目立つ売り場を作れば声をかけなくても商品は売れます。

 

コンクール中ずっとあなたが店頭に立って販売できますか?

無理でしょう。

 

そんな時に素晴らしい売り場を作ることができていれば、あなたの代わりに売り場が商品を売ってくれるのです。

そのためにも他より目立つ、素晴らしい売り場を作るために自然と売り場づくりのスキルが上がっていくでしょう。

 

ドラッグストアのコンクールのデメリット

ノルマがある

ノルマというとイヤな響きですが、目標というのは必ずあります。

 

「これぐらい売りなさい」

 

という目標です。

この目標に到達できないと…

あとはご想像にお任せします。

 

自分で買わないといけない

誤解を招く書き方ですが、会社から

 

「ノルマの為に自分で買え」

 

と言われるわけではありません。

それはパワハラなので会社はしません。

しかし、実際には自分で買っている人が多いです。

 

  • ノルマを達成できないから
  • 上司から圧をかけられているから
  • 昇給・昇進に関わるから

 

などなど。

店舗によって異なるので一概には言えませんが、自分で買っている人をたくさん見てきています。

 

キライなものでも売らなければならない

自分が推している商品があるのにコンクールの商品を売らなければなりません。

その商品同士がライバルであってもです。

自分の信念を通してコンクールの商品を売らず、自分の推しの商品を売るとコンクールの商品の数字が上がらなくなるのは言うまでもありません。

 

人間関係の悪化

コンクールにやる気のある店舗ほど人間関係が悪化します。

 

  • 「私はこれだけ売っている」という自慢してくる
  • 「あの人は全然売ってない」と他人を蔑む
  • 「全然協力しない」

 

などなど。

 

完全なフェアじゃない

店舗によって状況が全然違います。

売上、客層、客数、立地、店舗の状況(新店、既存など)などなど。

 

このような状況で戦わなければならないのでフェアではないですね。

売上、客数が多い店舗ほど有利なのは当たり前のことです。

売上、客数などが低い店舗は最初からやる気が出ないのは当たり前です。

 

しかし、本当のプロはどんな場所、どんな状況でも販売できるそうです。

いわゆる「マネキン」ですね。

 

会社のことがキライになる

コンクールの裏側を知ってしまうと会社のことがキライになる可能性があります。

あくまでも会社によって違いますし、はっきりとは言うことはできないのですが、

 

「何故、こんな商品を売らなければいけないのか?」→「ああ、そういうことだったのね…」

 

こんな風に理解したのは何度あったことか。

知らない方が幸せなこともあります。

 

上司からの圧力

店舗の数字が悪ければ店長の責任、エリアの数字が悪ければマネージャーの責任となります。

なので、いい成績を取るために上司たちから圧力がかかることがあります。

 

通常業務の妨害

コンクール中は普段、自分が売りたい商品を売ることができない、自分がやりたい仕事も後回しでコンクールに力を入れることもあります。

普段行っている仕事が後回しになることが多いです。

 

成果が出ない時の罪悪感

一生懸命やっているのに売れない、目標が達成できないなどの罪悪感を感じることが多いです。

一生懸命取り組んでいる人ほど病んでしまう確率が高いです。

実際にコンクールで病んでしまった人を何人も見てきています。

 

店舗の雰囲気が悪くなる

人間関係の悪化と似ているところもあるのですが、店員同士のバチバチや、店員のピリピリ感が他の店員にも伝染します。

明らかに店舗の雰囲気が悪くなります。

それだけ一生懸命にやっているのは理解できるのですが、他のスタッフに悪影響を与えるのであれば迷惑でしかありません。

 

コンクールが終わった後が困る

コンクールが終わった後に他の商品を勧める時に非常に困ります

 

  • 自分が勧めたい商品
  • 次の推奨品
  • また次のコンクールの商品

 

お客さんからすると

 

「前回これを勧められたのに、今回は違うものを勧められた」

 

と不信感を持たれることもあります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

実際にドラッグストアなどでコンクールを経験したことがある人は思い当たる節があったのではないでしょうか。

 

あくまでもMr.Tの個人的見解なので意見や反論もあると思います。

 

Mr.Tはコンクールが嫌いなので、デメリットの意見の方がスラスラ出てきます。

 

確かにメリットもあります。

各個人のスキルアップには欠かせないでしょう。

 

しかし、店員が買わなければいけない状況になってしまうのが気に入らない。

店舗の為?上司の為?会社の為?

何故、個人で買わなければいけないんだ。

買わなければ陰口を叩かれる、変な噂を流される。

 

そういう世界も実際に存在するのです。

このような経験ももちろんしてきました。

 

また、「本当にお客さんに必要なものなのか?」

と、理解不能な商品もコンクールでありました。

 

何故この商品がコンクールに選ばれたのか探りを入れたところ…

知らない方がよかったと思いました。

 

だからコンクールは嫌いなのです。

 

コンクールにやりがい、楽しみを持ってやっている人はそのままで構わない。

しかし、他人を必要以上に巻き込まないで欲しい。

協力はするが、強制をしないで欲しい。

コンクールなんてなくなればいいのに。

 

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