アレグラを1日に3回飲んじゃったんだけど大丈夫かな?
効かない場合はどうすればいいの?
基本的な飲み方は1日2回だから、3回飲むのはお勧めできないよ。
誤って飲んでしまった場合は、そこまで大きな影響はないから少し様子を見よう。
効かないのだったら他の薬に変更してもらったほうがいいね。
こんな方におすすめ
- アレグラを飲んでいる人
- アレグラを1日3回飲んでしまった人
- アレグラが効かない人
アレグラは花粉症などのアレルギーに対する薬であり、市販でも買うことができる有名な薬です。
基本的な飲み方は1日2回なのですが、誤って1日3回飲んでしまったり、効かないからと言って1日3回飲んでしまう人もいるのです。
誤って飲んでしまった場合、1日に3回飲んでもそこまで大きな影響はないので、落ち着いて少し様子をみつつ、何かおかしいなと感じたらすぐに受診しましょう。
また、効かないからと言って1日に3回飲むのは絶対にやめましょう。
多く飲んだからと言ってその分効くということはなく、副作用が出てしまう可能性が高くなってしまうので、他の薬に変更したほうが得策です。
以上で簡潔に説明しましたが、今回はアレグラを1日3回飲んでも大丈夫なのかどうか、効かない場合はどうすればいいのかについて解説していきます。
ココがポイント
- 1日3回飲んでもそこまで大きな影響はない
- 様子を見て少しでもおかしいと思ったら受診すること
- 多く飲んでもその分効果がでるとは限らず、副作用が出る可能性の方が高い
- 効かないのであれば他の薬に変更を
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Contents
アレグラを1日3回飲んでも大丈夫なのか
この章ではアレグラを1日3回飲んでも大丈夫なのかについて説明していきます。
用法・用量
用法・用量
- 成人:1回60mgを1日2回
- 7歳以上12歳未満の小児:1回30mgを1日2回
- 12歳以上の小児:1回60mgを1日2回
- 症状により適宜増減
基本的に1日2回飲む薬です。
1日2回の服用で24時間症状を緩和させる力を持っているのがアレグラなのです。
基本的には1日2回で十分効果が出る薬なんだよ。
適宜増減の範囲内
アレグラの添付文書には「症状により適宜増減」と記載があります。
明確な範囲は定まっていないのですが、大抵基本的な飲み方の2倍以内であれば、適宜増減の範囲内とみなされています。
なので、成人のアレグラの量は1回60mgを1日2回なので、1日当たり120mg、適宜増減で240mgまで飲んでもいいということになります。
しかし、飲む量は医師が判断するので、自分勝手に適宜増減と言って過量に飲むと副作用が出てしまう可能性があるので絶対にやめましょう。
医師は症状や併用薬、他の病気などを考慮して量を決めているから、勝手に自分で飲む量を変えるのはNGだよ。
誤って1日3回飲んでしまった場合
誤って1日3回飲んでしまった場合は、とりあえず落ち着いて様子を見ましょう。
正直、上記で説明した適宜増減の範囲内で、240mgまでであればそこまで体に影響は出ません。
1回60mgで飲んでいる人は1日3回飲むと全部で180mg飲むことになりますが、適宜増減の範囲内です。
しかし、人によっては副作用が強く出てしまう恐れもあるので、何かおかしいと思ったらすぐに受診しましょう。
間違って飲んでもそこまで心配しなくて大丈夫だよ。
とりあえず落ち着いて様子を見よう。
効かないから量を増やすのはNG
中には効きが悪く、1日3回飲んでしまう人もいるのですが、これは絶対にやめましょう。
上記でも説明しましたが、量を増やしても増やしただけ効果が強まるということはなく、逆に副作用の方が強く出てしまう可能性があります。
アレグラを1日2回で効かないのであれば他の薬に変更したほうがいいでしょう。
アレグラはアレルギー薬の中でも弱い部類のものなので、もっと効き目が強いものがたくさんあります。
強い薬ほど眠くなりやすいんだけど、アレグラは眠くなりにくく、効果もそこまで強くはないんだ。
海外の承認・安全性
アレグラのインタビューフォームによると、海外では、1日1回3錠(180mg)での飲み方が承認されているところもあります。
なので、1回に3錠(180mg)飲んでも特に影響はないという結果なのです。
しかし、これはあくまで海外の承認なので、日本人は真似をせず、日本で承認された1日2回で飲んだ方がいいでしょう。
逆に誤って飲んでしまった人は、海外では一気に3錠飲んでも平気だという結果がわかれば安心ですね。
また、1日2回で1回に120mgずつ、全量240mgで飲んでも体には影響がないということが臨床試験から結果が出ています。
しかし、あくまで海外の試験結果なので、参考程度にとどめておきましょう。
あくまで参考程度だからね。
日本人と外国人を比べると代謝関係で様々な違いがあるから、全く同じではないんだ。
アレグラが効かない場合
この章ではアレグラが効かない場合ついて説明します。
薬の変更
薬を変更したほうがいいでしょう。
病院からもらっているのであれば医師に相談をし、市販薬を使っているのであれば他のアレルギーに関する薬はたくさんあるので、薬剤師や登録販売者に相談しましょう。
アレグラは他のアレルギー薬に比べて眠気が出にくいことが売りなのですが、その分効き目が弱いです。
受診すればアレグラより強い飲み薬や目薬、点鼻薬なども出してもらえるので、受診することをお勧めします。
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第二世代より第一世代の方が効き目が強く眠気が出やすい
アレルギーに関する薬は基本的にヒスタミンという物質の働きをブロックするため、抗ヒスタミン薬と呼ばれています。
抗ヒスタミン薬には第一世代と第二世代があり、アレグラは第二世代に分類されます。
各世代を比べると第二世代の方が当然新しいのですが、効き目が弱くて眠気が出にくいというのが第二世代の特徴です。
なので、アレグラから別の第二世代の薬に変えるのもありですが、症状が本当にひどいときはクロルフェニラミンなどの第一世代の成分が配合された薬を使うのもありです。
しかし、眠気がとても出やすい薬なので、飲む際は注意しましょう。
第二世代でも効き目が強くて眠気が出やすいものもあるよ。
病院で何が出されるかは医師の好みもあるんだよね。
コチラもチェック
【OTC・鼻炎薬成分一覧】病院と同じ成分の薬は? 市販の鼻炎薬の成分をまとめてみた
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まとめ:用法用量を守って正しく服用!効かない場合は変更も
今回はアレグラを1日3回飲んでも大丈夫なのかどうか、効かない場合はどうすればいいのかを説明してきました。
以下に内容をまとめます。
ココがポイント
- 1日3回飲んでもそこまで大きな影響はない
- 様子を見て少しでもおかしいと思ったら受診すること
- 多く飲んでもその分効果がでるとは限らず、副作用が出る可能性の方が高い
- 効かないのであれば他の薬に変更を
アレグラは他の薬と比べてそこまで危険な薬ではないので、誤って1日3回飲んでしまってもそこまで心配する必要はありません。
しかし、効かないからと言って1日3回や勝手に量を増やすのはやめたほうがよく、他の薬に変更したほうがいいでしょう。
アレグラ以外にも眠気が出にくく、効果がより強い薬はたくさんあるので、受診するのであれば医師に、市販薬で済ませたいのであれば薬剤師や登録販売者に相談してみましょう。
アレルギーの薬はたくさんあって、それぞれ特徴があるからね。
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参考:アレグラ インタビューフォーム