ドラッグストアで間違って商品を買っちゃったの…
返品や交換ってできるの?
条件を満たせば返品の対応をしてくれることが多いよ。
会社や店舗によって様々だから、購入した店舗に確認を取ってみよう。
ドラッグストアで返品や交換対応はよくあることです。
ドラッグストア以外の小売業でも当たり前のことでしょう。
間違って購入してしまったり、不必要になった場合は返品対応、商品に不備があった場合は交換対応に応じることがあります。
しかし、返品や交換対応をしてもらうためには条件が必要です。
会社や店舗によってその条件は異なりますが、おおよそ以下のような条件があります。
ココがポイント
- 該当店舗で購入
- レシート持参
- 未開封、未使用
- 破損、汚損がないこと(返品)
- 購入から一定の期間まで
- 一部の食品等は不可
- ポイントカード持参
結構条件が多いのね…
レシートとかすぐ捨てちゃうし…
レシートは捨てちゃだめだよ。
その店舗で買ったという証拠がないと返品できないからね。
以上の条件を満たしていれば、返品や交換対応をしてくれる会社が多いでしょう。
しかし、会社や店舗によっては、違う条件や対応してくれない可能性もあるので注意が必要です。
今回はドラッグストアでの返品・交換対応について上記で挙げた条件を詳しく説明していきます。
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Contents
ドラッグストアでの返品・交換の条件
冒頭でも説明しましたが、もう一度確認してみましょう。
返品・交換条件
- 該当店舗で購入
- レシート持参
- 未開封、未使用
- 破損、汚損がないこと(返品)
- 購入から一定の期間まで
- 一部の食品等は不可
- ポイントカード持参
該当店舗で購入
ドラッグストアはチェーン展開している会社が多く、近所に同じ会社のドラッグストアが何店舗も営業していることがあるでしょう。
同じ会社であっても基本的には商品を購入した店舗で対応してもらうことになります。
同じ会社ならA店で買った商品をB店で対応してくれてもよくない?
気持ちはわかるんだけど、店舗によって扱う商品が違うことがあるし、売上や在庫などのデータが狂ってしまうから、基本的には該当店舗でしか対応ができないんだ。
お客さん側からすると店舗側の事情は知ったことではないですが、該当店舗で処理をしないと様々な問題が起きる可能性があるため、原則購入した店舗で対応してもらうようにしましょう。
会社によっては該当店舗でなくても対応OKの可能性もあるので、事前に確認しておいた方がいいです。
レシート持参
レシートは必ず持参しましょう。
この店舗で自分が買ったという証明になります。
レシートとかすぐ捨てちゃうんだけど…
やっぱりなきゃダメなの?
レシートが無いと買ったという証明ができないから、対応してくれない可能性の方が高いね。
中には確信犯で、該当店舗で購入した商品以外のものを返品するように迫られることもあります。
また、該当店舗で購入したかどうかわからない商品もいらないからと言って返品対応するように迫られます。
このような人たちの対応をしていては仕事になりません。
レシートは思っているより重要なものなのです。
未開封、未使用
未開封、未使用のものに限り返品可能です。
開封したり、使用してからの返品対応は原則不可です。
一度使ってしまったものは他のお客さんに売ることができないので、返品対応に応じることができません。
また、未開封、未使用を返品OKにしてしまうと、お試しで買って自分に合わないという理由で返品される可能性が高くなってしまいます。
薬や化粧品なんかは使ってみないとわからないことも多いからね…
破損、汚損がないこと(返品)
破損や汚損があるという理由から交換対応を要求されるケースが多いです。
もちろん故意に傷つけるのはNGですが。
返品対応は破損、汚損があると対応してもらえないことが多いです。
明らかに傷ついている商品が店頭に並んでいることは少なく、お客さんによる破損、損傷行為に関しては店舗では責任は取れません。
ボコボコの商品の対応を求めてくる人も稀にいるんだよね…
あまりにもひどい商品が店頭に並んでいる可能性は低いし、稀にあっても何故その商品をお客さんが買ったのか謎だよね?
購入から一定の期間まで
購入から1週間など、対応の期間を定めている場合があります。
期間を定めないと、商品の劣化や不必要になったからいらないなどの問題が発生する可能性があるためです。
消費期限があると言っても、買ってから1年たった食品の返品を求められたらどう思います?
一部の食品等は不可
例えば期限が近い食品や、冷凍食品などは返品不可の可能性が高いです。
理由は言わなくてもわかりますよね。
お客さんがどのような管理をしていたかわかりませんし、命に関わる可能性もあります。
ポイントカード持参
ドラッグストアではポイントカードを発行し、ポイントを付与している会社が多いです。
返品、交換対応してもらいたい商品を購入した際に、ポイントカードを使った場合はポイントカードが必要になってきます。
ポイントは一種のお金です。
返品するとお金が戻ってきてポイントも返還することになります。
このときにポイントカードがないとポイントを変換することができず、ポイント泥棒になってしまいます。
中には悪いことを考える人もいるんだよ。
大量に買ってポイントをもらって返品対応を迫る。
ポイントカードはなくしたとか言って…
下手をすると犯罪の可能性もあるのでやめましょう。
ドラッグストアでの薬や化粧品の返品・交換についての注意点
ドラッグストアではメインである薬や化粧品。
この2つに関しては特に注意が必要です。
薬や化粧品は高価なものが多く、使ってみないと自分に合っているかどうかわからないという問題があります。
「使ってみて副作用がでてしまったから返品!」
というわけにはいきません。
乱暴な言い方かもしれませんが、ドラッグストアの店員はお客さんの購入のお手伝いをする仕事であり、商品の選択までは責任を持てません。
あらゆる可能性を説明しますが、最終的に選択するのはお客さんであり、店員ではありません。
何でもかんでもドラッグストアの店員のせいにされては困るのです。
薬に関する注意点
薬は特に、自分に合うかどうかを使ってみないとわかりません。
一番怖いのは副作用で、飲んだり使ったりしてからの返品はできません。
薬はお試しで飲むことができないので、心配であれば薬剤師や登録販売者に相談しましょう。
また、お薬手帳があれば必ず持参して薬剤師に確認してもらいましょう。
化粧品に関する注意点
化粧品も使ってみたら肌に合わないなどとトラブルが発生することが多いです。
また、高価なものもあるため、一度使用してしまうと返品することができないのでかなりの痛手になってしまいます。
購入する際はサンプルを使って使用感を確かめてみたり、美容部員に相談してから購入するとトラブルが少なくなります。
▼美容部員に関する記事はこちらからご覧ください。
ドラッグストアの返品・交換に関するトラブル
ドラッグストアでの返品・交換に関するトラブルは多いです。
以上で説明した「条件」を満たさないことによるトラブルが多いのですが、条件以外にもトラブルが発生することがあります。
一例を以下で紹介します。
万引きした商品を返品
中にはこのような人もいます。
レシートが無いので返品できません。
大抵は「レシート」をなくしたと嘘を言い、返品を迫ってきます。
サンプルを盗んで返品
化粧品などはサンプルを置いていることが多いでしょう。
このサンプルを盗んで返品を迫る人もいます。
こちらも「レシートは捨てた」と言い張り、返品を迫ってきます。
他社の商品を返品
勘違いか故意なのかはわかりませんが、他社の商品の返品を要求してくる人もいます。
この場合も「レシートは無い」とお決まりです。
中には他社でも「同じドラッグストアなんだから何とかしろ」とわけのわからないことを言うクレーマーもいるので注意を。
効果がなかったと言って返品
医薬品や化粧品に多い事例です。
上記でも説明した通り、医薬品や化粧品は使ってみないと効果がでるかどうかわからないことが多いです。
特に医薬品や化粧品は高額なものが多いので、このようなトラブルが発生することが多いのです。
例えばお菓子を買って、不味かったから返品なんてしませんよね…
大量購入で転売できずに返品
転売目的で大量にあらかじめ購入しておき、処理しきれなかったから返品という例もあります。
大抵、レシートを取って置かなかったり、購入してから何日も経ってしまっているため返品は不可です。
コロナ禍ではトイレットペーパーやイソジンなどが店頭から姿を消しました。
特にイソジンはテレビの影響が大きく、あの報道があった瞬間すぐに消えてしまいました。
その数か月後に処理しきれなくなって返品を迫ってくる人が中にはいました。
誤って買った商品を店員のせいにして返品
お客さんが求めている商品と違う商品を販売してしまい、返品を迫ってくる人もいます。
明らかに店員側のミスであれば返品の対応に応じるべきですが、しっかりと確認せず、曖昧な情報しか伝えてこないお客さんもいます。
「四角くて、青いヤツ。」
「四角くて、青いヤツ」はたくさんあります。
店員も一生懸命聞き取りをしてその商品を探しますが、なかなか探し出せないことも多いのです。
結果的にお客さんがしびれを切らし、「それっぽいもの」を購入して、後からトラブルに発展する。
あるあるです。
不確かな記憶を一生懸命思い出して一緒に探してくれるお客さんもいれば、理不尽なクレーマーもいるので接客は難しいんですよね。
以上、あくまで一例ですが、このようなトラブルも実際にありました。
レシートの重要性がよくわかったと思います。
返品の可否は会社や店舗によって違うのでお任せしますが、悪質なクレーマーなどもいるので注意しましょう。
コチラもチェック
ドラッグストア・調剤薬局のクレーマー・迷惑客・患者をまとめてみた
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大手ドラッグストアの返品対応の条件は?
「ドラッグストア 返品」と検索をしてみて、上位に出てきた大手ドラッグストアの返品条件を2つまとめてみます。
なお、ネット販売は除き、店頭で購入したもののみに絞ります。
マツモトキヨシ
Q 商品を誤って購入してしまった場合は、どうすればよいですか?
A お買い上げになった商品と、ご購入時のレシート、お支払いの際にご提示いただいた現金ポイントカードをお持ちいただき、お買い上げになった店舗へご来店ください。返品の際には以下の条件がございますので、ご注意ください。
※返品・返金のルール
・ご購入から1週間以内であること
・未開封であること
・ご購入時のレシートがあること
・原則、プリペイドカード・クオカード等の買い物の場合は返品はお受けできません。引用:商品を誤って購入してしまった場合は、どうすればよいですか? | ドラッグストア マツモトキヨシ (matsukiyo.co.jp)
スギ薬局
Q 商品の交換、返品について
購入商品の返品、交換はできますか。A 回答
交換、返品は、以下の条件で承ります。●未開封であること、かつ破損・汚損がないこと
●購入から1週間以内であること (例:日曜日にご購入の商品は、翌日曜日まで)
●購入レシート(電子レシートも可)があること
●生鮮食品、惣菜類、日配食品(パン、冷蔵食品、冷凍食品など)以外であること※お客様のご都合による返品・交換の場合は、ご購入時にご利用いただいたクーポンのご対応(返却)はいたしかねます。
※お客様のご都合での返品・交換の場合は、お客様のお名前、お電話番号のご記入をお願いしております。
※返品の際は、購入時に付与したポイントを戻させていただきます。【注】クレジット決済、キャッシュレス決済などの場合、ご利用の決済会社の締日の関係で、一旦引き落としされ、翌月のお戻しとなる場合がございます。詳しくはご利用の決済会社様にご確認ください。
※開封後の商品の返品・交換には応じかねますが、サイズ違いによるもの( サポーター、骨盤ベルト、おむつなど・互換性のない替刃の誤購入によるもの(※男性カミソリのみ)は店舗にてご相談ください。
【注1】大量購入された商品や大半を使用した後の商品などは お断りする場合がございます。
【注2】購入店舗と異なる店舗での返品・交換については、お断りする場合もございますが、店舗にてご確認ください。引用:商品の交換、返品について | よくあるご質問・お問い合わせ|スギ薬局グループ お客様サイト (sugi-net.jp)
上記の2社が返品対応について詳しく記述されていました。
条件は似ています。
上記で説明した条件と被る項目が多く、購入した証であるレシートの持参は必須ですね。
条件を満たしていても返品できるかどうかわからないときは店舗に相談してみよう。
まとめ
最後に返品・交換の条件に付いてもう一度おさらいしておきます。
返品・交換条件
- 該当店舗で購入
- レシート持参
- 未開封、未使用
- 破損、汚損がないこと(返品)
- 購入から一定の期間まで
- 一部の食品等は不可
- ポイントカード持参
どんな理由があろうとも、返品や交換に対応してくれるとは限りません。
上記で説明した通り、悪質な手口を使って利益を得ようとする人もいるからです。
上記の条件を満たしていれば返品に対応してくれることが多いと思いますが、やはり購入した店舗に相談してみるのが一番です。
間違って買ってしまってときに返品・交換できるのであれば対応してもらって、損をしないようにしたいですね。
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