人間関係が苦手で、あまり人と関わりたくないの。
薬学部でぼっちだとまずいの?
薬学部は情報戦で、いかに情報を手に入れるかが勝負なんだ。
ぼっちだと情報はもちろん、過去問も手に入らなくなるから留年する可能性が高くなるよ。
こんな方におすすめ
- 薬学部に入学する人
- ぼっちになる恐れがある人
- あまり人と関わりたくない人
人間関係が苦手で、なるべく一人で過ごしたい人は多いでしょう。
煩わしい人間関係に首を突っ込むぐらいなら、一人で過ごした方がマシです。
しかし、薬学部ではそうはいきません。
薬学部でぼっちだと留年する可能性が非常に高くなります。
もし自分が天才で「なんでも器用にこなせる、勉強なんて余裕だ」と思っている人はぼっちでも全然問題ないでしょう。
しかし、ほとんどの人がそうではありませんし、薬学部に天才はいることはいますが、割合は医学部や国公立、難関私立に比べて低いでしょう。
薬学部はいかに情報を手に入れれるかで勝負が決まるので、ぼっちだと情報や過去問が手に入ってこず、勉強ができても留年する人が多いのです。
以上でぼっちになる危険性を簡潔に説明しましたが、今回は薬学部で友達がいないと危険な理由を説明していきます。
ココがポイント
- 薬学部は情報戦
- 過去問が手に入らなくなる
- チームプレイが多い
- 6年間一人で乗り切るのはツラい
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Contents
薬学部で友達がいないと危険な理由
この章では薬学部で友達がいないと危険な理由について説明します。
薬学部は情報戦
薬学部を6年間ストレートで生き残っていくには情報が必要です。
テストの情報はもちろん、研究室、実務実習などの情報をしっかりと集めておかないと生き残っていくことができません。
いくら自分が優秀でも、周りが持っている情報を自分が持っていないと戦うにあたって相当不利な状況に追い込まれます。
定期試験
ぼっちで一番危険なのが定期試験でしょう。
いくら自分が勉強が得意でも、定期試験は過去問がないと乗り越えるのがほぼ不可能です。
過去問を集めるためには様々な人脈が必要であり、ぼっちには過去問は集まりませんし、協力的でないぼっちにあげる人はいないでしょう。
真面目で勉強はできるのに、ぼっちで過去問が手に入らなくて留年する学生をたくさん見てきました。
また、定期試験は授業を担当している教授が作るので、問題の癖や傾向が顕著に反映されます。
毎年どんな問題が出やすいのかという情報も定期試験攻略のカギになるので、先輩や同級生からの情報も大いに参考になります。
ぼっちが留年するのは1年生の前期に多いんだ。
「過去問が悪だ」なんて言っている人は確実に留年するよ。
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研究室配属
4年次に研究室に配属されます。
3年までの成績で配属が決まるのですが、どの研究室に行くか自分で選択しなければなりません。
選択する際にまず研究室の情報が必要で、どんな研究室なのか、ホワイトなのかブラックなのか、厳しいのか緩いのかなどは見学や教授の話だけで判断するのは無理です。
先輩などから情報を聞き出すしか、その研究室の特色や細かいところまでを判断するのは不可能なのです。
また、Mr.Tが通っていた大学では研究室配属の際に成績枠とAO枠(面接のみ)の2種類があったのですが、どちらも駆け引きが行われます。
成績1位であれば選び放題ですが、それ以外の人は自分より順位が高い人が優先的に研究室を選べます。
当然、人気がある研究室はすぐに埋まるので、成績が悪い人は人気のない研究室を選ぶか、AO枠にかけるしかありません。
「あの人はあの研究室に行くらしい」
「あの人は成績枠を使うからAO枠は空くな」
など、いかに情報を仕入れるか駆け引きが裏で行われているのです。
成績上位者はあまり関係ないかもしれないけど、ほとんどの人が上位者ではないからね。
自分が行きたい研究室にどうやって行くか対策を練る必要があるんだ。
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実務実習
実務実習も研究室配属と同じです。
評判やレベルの高いところはどこなのかなど、情報がないとどこの医療機関に行けばいいかの判断がつきません。
また、実務実習も成績枠と抽選枠の2つがあるので、裏で駆け引きが行われます。
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卒業試験
卒業試験を無事突破するためにも情報は必要不可欠です。
各大学によって違いますが、中には卒業試験の過去問が手に入らない大学もあります。
このような時は自分で勉強しなければいけないのはもちろんのこと、テストを作成する教授の癖や傾向をつかんでおかないと効率よく勉強することができません。
例えば有機化学だったら反応機構系の問題が多いのか、異性体の問題が多いのかなど情報があれば分析することができます。
過去問があったとしても、各教授の癖や傾向をつかんでおくのは重要で、これらの情報は先輩や同級生から意外と入ってくるのです。
「薬理学」といっても範囲が膨大で、問題を作成する教授の専門範囲がよく出ることが多いんだ。
その分野の専門家だから問題を作りやすいというのもあるよね。
就活の情報が入ってこない
就活も情報をいかに集めるかがポイントです。
あの企業はどうだ、この病院はレベルが高いなど、情報を集めないと自分が希望する職に就く判断がつきません。
自分でいろいろと調べるのも必要ですが、就活の情報も周りから結構入ってきます。
自分一人の閉ざされた世界だけでは知ることができない情報を得るためにも、他の人とつながっておくことが重要なのです。
Mr.Tは研究室の先輩の誘いでドラッグストアに入ったからね。
こういうつながりも重要なんだよ。
過去問が手に入らなくなる
上記の情報戦の項目と少し被りますが、一番のデメリットは過去問が手に入らないことです。
薬学部の定期試験は高校までの定期試験とは全く異なります。
高校までの定期試験であれば範囲が狭く、公式の問題集を勉強すればある程度点数が取れたでしょう。
しかし、薬学部の定期試験は範囲が膨大で、公式の問題集がないためアウトプットができません。
アウトプットは過去問を手に入れて勉強するしか手がないのです。
教科書を一から読み始めてまとめノートを作って…という勉強法は悪くはないのですが、時間が圧倒的に足りません。
効率よく勉強するためには過去問が必須なのです。
過去問だけで試験を突破するのは難しいけど、過去問をやらずに突破するのはもっと難しいよ。
過去問がないとそのテストの傾向がつかめないから、勉強効率も悪いし。
チームプレイが多い
薬学部はチームプレイが非常に多いです。
授業のディスカッションや、発表するためにまとめたりすることもそうですが、他にも定期試験の過去問の解答作成やノートの共有、覚書(定期試験の問題作成)作成、レポートの共有など様々なことを複数人で行います。
一人で行うことも可能ですが、めちゃくちゃ大変です。
例えば定期試験は2週間で15科目程度受けなければならないので、一人で過去問の解答を作成するとなると15教科 × 数年分の解答を調べて作らなければなりません。
要領がいい人たちは科目ごとにそれぞれ分担して解答を作ったり、まとめノートを作ったりしてチームで定期試験を乗り越えます。
あなたはどちらを選びますか?
自分で勉強したほうが身につくのは誰でもわかってるけど、どうしても量が膨大だからチームプレイで乗り切った方が効率がいいんだ。
6年間すべて勉強漬けは嫌だよね…
6年間一人で乗り切るのはツラい
薬学部は6年間と長く、様々な壁が立ちはだかります。
中には心が折れてしまう人も多く、メンタルが病んでしまったり、留年してしまう人もいます。
そんな時に頼れる人がいないぼっちは確実に悪い方向に流れます。
テストや実習などもそうですが、日々のスケジューリングも一人ですべてこなすのは非常に厳しいです。
キツイときに頼る人がいないとおそらくリタイアしてしまうでしょう。
「次の授業は何だっけ…」、「この提出物はいつまでだっけ…」など、すべてを覚えておくのは大変。
最低限は覚えておくべきだけど、人を頼るということを覚えておかないと社会に出てからも苦労するよ。
▼留年率については以下の記事をご覧ください。
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薬学部でぼっちでいるメリット
この章では薬学部でぼっちでいるメリットについて説明していきます。
人に流されない
好きな時に遊べて好きな時に勉強できることがメリットでしょう。
どうしても人と付き合うと自分がやりたくないこともやらなくてはいけません。
勉強したいのに友達が遊びに誘ってくる、断ると省かれる…などと考えなくても済みます。
人付き合いって確かに面倒なんだよね。
気持ちはわかるよ。
管理能力がつく
ぼっちはすべて一人でこなさなければならないので、管理能力がつきます。
勉強計画、スケジューリングなど人には頼れないのですべて自分で行い、失敗が許されません。
薬学部は一つ間違えると留年する恐れもあり、かなり高い管理能力が必要になるので、自然と自分のレベルも上がっていきます。
間違えてもすべて自己責任だからね…
薬学部でぼっちにならない方法
この章では薬学部でぼっちにならない方法を説明します。
入学時が勝負!
入学時が勝負です。
ここを逃すと既に出来上がってしまったグループに入ることが困難になります。
入学時は名前が近い人同士で話す機会が多いので、この機会を逃すと非常に後が苦しくなるので積極的に話しかけましょう。
自分から行かないといつまでもぼっちのままだよ。
一部の美男美女以外は他の人からガンガン話しかけられることはないからね。
入学前にSNSでつながっておく
SNSの普及により、入学前に既につながりを持っている人もいます。
事前にSNSで連絡を取っておき、入学式や入学前のガイダンスで仲良くなるということも実際にあるのです。
Mr.Tは一切利用してなかったのですが、実際に入学前のガイダンス、いわゆる初めて入学生が集まる場で既にグループができていたのは驚きました。
しかし、あまりSNSで頑張りすぎる必要はないです。
結局クラスが分かれてしまえば連絡をとることは少なくなりますし、入学してから気の合う人とつながった方が長続きします。
クラスが分かれてしまうと話す機会や一緒に行動する機会がなくなるからね。
SNSで頑張る必要は一切ないよ。
▼薬学部入学前にやっておくことについては以下の記事をご覧ください。
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部活やサークルに入る
部活やサークルには必ず入りましょう。
先輩とのつながりを持つのに必須です。
大学の部活やサークルは運動系だけでなく、学術系も多いので運動が苦手な人も安心です。
特にやりたいことがない人は過去問に強いサークルに入るといいでしょう。
サークルの活動はそこそこで過去問は手に入る、あとは飲み会で交流などといったサークルも多いです。
Mr.Tも過去問だけが目当てで入ったからね。
でも、先輩や同期とのつながりができたからよかったよ。
バイトをする
バイトをするのも一つの手です。
バイトは決して一人で行うものではなく、複数人で行う職場にしましょう。
バイト先に薬学部の先輩や同期がいる可能性もあり、ここでつながれることもあります。
大学の近くでバイトの求人があれば、自分以外にも薬学生が働いている可能性大です。
バイトは教えてもらったり教えたり、人と関わるから話すことが絶対になってくるからね。
普段話しかけるのが苦手でも、仕事を口実にすれば話しかけやすいよね。
ぼっちはぼっちのグループに入る
一歩引いて自分の周りのグループを見てみると、何となく同じ系統の人が集まっているのではないでしょうか。
テンションが高め、落ち着いている、派手、地味などなど…
自然と似たような人が集まってグループができやすいので、ぼっちはぼっちよりのグループが自然とできてきます。
人付き合いが苦手な人同士でグループができるのです。
それでもできない、ガチのぼっちは何か問題があるのでしょう。
自分から話しかけない限り何も進展しないからね。
好きでぼっちをやっているのであれば別にいいんだけど、薬学部では苦労するよ。
薬学部は人と話す機会が多いのであまり心配はいらない
「友達を作ろう!」と意気込む必要はなく、「友達ができないんじゃないか…」と心配しすぎる必要はありません。
なぜなら薬学部では人と話す機会が非常に多いからです。
特に実習は同じ班の人と協力して進めていかないと終わりません。
また、ディスカッションや発表などもあるので、自分一人ですべてこなすことは不可能であり、自然と会話するようになります。
普段、何か用がないと異性には話しかけづらいよね。
でも、薬学部では意外と異性と交流する機会が多いからそこまで心配する必要もないよ。
中には授業なのになかなか話せない人もいるけど…
Mr.Tの体験談
この章ではMr.Tの体験談を紹介します。
浪人時代はプチぼっちだった
Mr.Tは1年間浪人してましたが、その時はプチぼっちでした。
「プチ」というのは完全なるぼっちにはなれなかったということです。
というのも、最初は「1年間勉強に励まなければならない、友達を作ると遊んでしまうのでぼっちで行こう」と意気込んでいたのですが、3日で寂しくなって挫折しました。
当時は予備校の寮に入っていたのですが、寮で友達を作ることによって寂しさは解消されました。
予備校では友達は作らずに1年間過ごすことができたのですが、今思えば意地を張らずに作っておけばよかったと思います。
結果的に何かわからないことがあっても人には聞けないため、自己管理能力が上がりました。
予定、提出物、時間割などすべて自分が把握していないと困ってしまうからです。
予備校は勉強するところ、寮は友達と遊ぶところといったぐらいに分けて考えてたね。
予備校で寂しいと思わなかったのは寮に友達がいたからで、いなかったら寂しかったと思うよ。
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入学時に自然とグループができる
入学時には様々な交流があるので自然とグループができます。
名前が近い人同士、住んでいるところが近い、指導教授が一緒など人と話す機会がとても多いです。
なので、自分が思ったより友達を作るという行為が難しいとは思いませんでした。
Mr.Tもそこまで社会性がある人間ではないけど、最低限の会話はできるから、やっぱり自分から話しかけるという気持ちがないとダメだね。
6年生の後半はぼっちでも問題ない
4年生まではグループ内で過ごし、5年生からは研究室の同期と仲良くなったのでぼっちではなかったのですが、6年生の後半、卒論を提出し終えた後はまたプチぼっちに戻りました。
6年生の後半は基本的に国家試験対策がメインで勉強しかしないため、別にぼっちでも問題ないと思ったのです。
また、グループに属すると面倒なことも多いため、基本的に一人でいることが増え、その分勉強に時間を費やすことができました。
しかし、その間誰とも話さないというわけではなく、用があったら話しかけますし、仲が良かった人からは話しかけられるし、別に寂しいとは思わなかったですね。
どうしてもグループで行動すると自分の時間に制限がかかるので、最大限勉強する時間を取るためにも一人で行動することが多かったです。
Mr.Tはプチぼっちを選択しましたが、あまりお勧めはできません。
やはり頼れる人が近くにいたほうが困難を乗り切ることができます。
国家試験で心が折れる人は多く、誰でも一度はヤバいかも…と思います。
その時に近くに仲間がいれば乗り切れますが、ぼっちだとなかなか難しいです。
Mr.Tも何回か心が折れかけましたが、家族や以前に仲が良かった友人に間接的に助けられた記憶があります。
Mr.Tは国家試験の勉強のスタートが遅かったというのもプチぼっちになった一つの理由なんだけどね。
授業が終わって延々と無駄なおしゃべりをしている人を見るとイライラしてしまうから…
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まとめ:ぼっちになるとデメリットの方が多い
今回は薬学部で友達がいないと危険な理由について説明してきました。
最後にもう一度ポイントをまとめます。
ココがポイント
- 薬学部は情報戦
- 過去問が手に入らなくなる
- チームプレイが多い
- 6年間一人で乗り切るのはツラい
社会に出ると、コミュ力が低い人は仕事ができない人と印象付けられることがあります。
自分一人でできる仕事量はたかが知れていて、周りの人と協力して仕事を進めていかないとたくさんかつ質のいい仕事をすることができないからです。
特に薬学部に入る人は調剤関係の薬剤師職に就く人が多く、周りの薬剤師はもちろん、調剤薬局事務や患者さん、上司や後輩とも話さなければなりません。
人間関係が嫌だから話さなくてもいいでは通用しないのです。
別に仲良くなれと言っているわけではなく、最低限の会話ができればOKですし、コミュ力があると仕事が楽に進みます。
大学時代は最後のチャンスだと思って、ぼっちにならないように努力しましょう。
暗くて何もしゃべらない人より明るくて感じのいい人の方が仕事をしたいと思うよね。
演技でもいいから最低限できるようにしよう。
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薬学部に入って高校の時に使っていた参考書を見ることはほぼないからね。
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