薬学部に入学するんだけど、高校で生物を選択してないの。
入学前に何を勉強しておけばいい?
薬のことを理解するうえで生物の知識は必須だよ。
できれば一通り見直しておいた方が大学に入ってから苦労しないね。
こんな方におすすめ
- 薬学部に入学する人
- 薬学部入学前に生物を予習しておきたい人
- 高校で生物未選択の人
薬学部は薬について学ぶところですが、「薬学」以外にも様々な科目を学びます。
その中の一つに「生物」があります。
薬と生物って何が関係あるの?
生物が嫌いだから物理を選択したのに…
薬のことを理解するうえで生物の知識は必須です。
薬が体内でどのような変化をするのかを知るためには、人間の体の構造を詳しく学ばなければなりません。
生物は薬学部でよく使うし、高校の範囲と被るところも多いから勉強しておいた方がいいよ。
Mr.Tは生物を選択せずに入学前にもまったく勉強しなかったから、大学に入って苦労した覚えが…
生物は物理や数学と違って理解より暗記の割合が多く、正直生物を勉強してこなくても授業にはついていけます。
しかし、事前に基礎知識があれば苦労せずに済むので、時間があるのであれば生物を勉強しておいた方がいいです。
以上で簡潔に説明しましたが、今回は薬学部入学前に生物の勉強は必要なのかどうか、生物未選択者の勉強方法を説明していきます。
ココがポイント
- 薬学部で生物は必須・国家試験にも出題される
- 薬学部と高校の生物はちょっと違う
- 入学前に生物を勉強しておいたほうがいい
- 勉強するなら植物以外の一通りの内容
- スタディサプリで勉強するのがおすすめ
▼薬学部入学前にやっておくことについては以下の記事をご覧ください。
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薬学部入学前にやっておくことを徹底解説【完全ロードマップ】
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Contents
薬学部で生物は必要なのか?
この章では薬学部で生物は必要なのかどうかを説明していきます。
ココがポイント
- 生物は必須・国家試験にも出題される
- 薬学を学ぶ上で生物の知識は必要
- 人体の構造を理解できないと薬の効果がわからない
- 病態・免疫などにも生物の知識は使われる
生物は必須・国家試験にも出題される
「薬学部は薬のことを学ぶところ」だと思っている人が多いでしょう。
その通りなのですが、薬を学ぶためには基礎となる物理・化学、生物の知識が必要です。
また、国家試験にも生物は出題されます。
具体的にどんな生物の範囲が出るのか簡単に見てみましょう。
生物の出題範囲
- 器官の構造と機能
- 細胞の構造と機能
- 生体の機能調節
- 生命体の誕生
- 微生物・ウイルス
- 細胞を構成する分子
- 遺伝子
- タンパク質
- 生体エネルギー代謝
- 生理活性分子とシグナル分子
- 遺伝子操作・遺伝子工学
- 免疫・生体防御
- 免疫系の破綻と制御
- 感染症
生物ってDNAとかのイメージがあるんだけど、なんか違うね。
難しそうだな…
文字だけだとイメージが付きにくいですが、実際に以上のような範囲を勉強していかなければなりません。
確かに薬学部の生物はすごく難しいよ。
高校の内容をさらに深く勉強していくから量も膨大。
Mr.Tは苦手だったね…
薬学を学ぶ上で生物の知識は必要
薬学部で生物は「基礎薬学」に位置し、薬学を詳しく学ぶためには必ず勉強しなければなりません。
薬は「飲んで終わり」ではありません。
錠剤だったら口から入って食道を通り、吸収、分布、代謝、排泄されます。
体内の詳しい構造を理解しておかないと、最大限に薬の効果を発揮することができないのです。
薬学を学んでいるという感じは正直しませんが、薬学を詳しく学ぶためには生物の知識が必要不可欠です。
人体の構造とかが好きな人は生物は得意かもね。
Mr.Tは覚える量が膨大で興味がなかったから生物は嫌いだったね。
人体の構造を理解できないと薬の効果がわからない
薬はどこで吸収されるのでしょうか。
そして、どの時点で効き目が現れるのでしょうか。
また、薬は錠剤だけでなく注射や湿布、おしりから入れる坐剤などたくさんの種類があります。
これらたくさんの薬の効果を最大限に発揮するためには人体の構造はもちろん、吸収、分布、代謝、排泄(ADME)をしっかりと理解しなければなりません。
薬は「飲んで終わり」ではないのです。
いわゆる基礎薬学の分野だね。
研究に興味がある人は必須だよ。
病態・免疫などにも生物の知識は使われる
薬学部では薬のことはもちろん、病気などの疾患も学んでいきます。
最低限の病態の知識がないと薬での治療ができないので。
また、免疫系も薬学を学ぶ上で重要です。
一見薬とは関係がないように見えても、治療においてすべてつながっているので生物の知識が必須なのです。
薬学生にとっては面白くないと答える人が多いと思うけど、とても重要なことなんだ。
難しいけど、薬学部ではまだまだ序の口といった感じだよ。
薬学部入学前の生物の勉強方法
この章では薬学部入学前の生物の勉強方法を紹介します。
ココがポイント
- 勉強しておいた方が楽
- できれば高校生物の範囲一通り目を通しておく
- スタディサプリを使った動画で勉強
勉強しておいた方が楽
薬学部で学ぶ生物は高校生物をさらに深堀したものです。
なので、あらかじめ基礎知識があると授業が楽です。
生物は理解より暗記の割合が多いため、生物未選択でもついていけないことはないですが、正直かなり大変です。
Mr.Tは物理を選択したので、生物はまったくのノー勉で大学に入学しました。
覚える量が膨大で難易度も高いため、テスト勉強の時はかなり苦戦した記憶が強いです。
生物は高校でやってきたという前提で授業が進んでいくから、ついていくのにかなり大変だったよ。
私立薬学部一択の人は物理より生物を選択するべきだね。
できれば高校生物の範囲一通り目を通しておく
できれば高校3年間の生物を一通り目を通しておいた方がいいですが、生物の範囲は非常に広いので、すべてを勉強するのが難しいです。
以下に簡単にですが、高校生物の履修内容を挙げてみます。
高校生物の履修範囲
- 生物の多様性と共通性,顕微鏡
- 細胞の構造と機能,酵素
- 代謝:同化と異化
- DNAと遺伝子
- 遺伝情報の複製と分配
- 遺伝情報の発現
- 体液と循環系
- 排出系
- 内分泌系と自律神経系
- 免疫系
- 植生の多様性, 遷移
- 物質の循環とエネルギーの流れ
この中で勉強しておいた方がいい項目は以下の9つです。
予習しておきたい範囲
- 細胞の構造と機能,酵素
- 代謝:同化と異化
- DNAと遺伝子
- 遺伝情報の複製と分配
- 遺伝情報の発現
- 体液と循環系
- 排出系
- 内分泌系と自律神経系
- 免疫系
上記の9つの項目は薬学部の生物でも被ることが多いから勉強しておいて損はないよ。
スタディサプリを使った動画で勉強
勉強方法ですが、スタディサプリを使った動画で勉強することをおすすめします。
自分で参考書を買って勉強する人が多いと思いますが、ほとんどの人が挫折します。
なぜならテストや受験などといった明確な目標がないので、やらなくても誰にも怒られないし、勉強しなくても大学入学は決まっているからです。
また、独学は非常に難しく、興味のない分野は文章を読んでもあまり頭に入ってこず、知識が定着しません。
スタディサプリなら1回15分程度の動画で受験のプロが解説してくれるので、見るだけでOKです。
テストがないから、必死になって勉強する必要はないよ。
完全に理解できなくてもいいから、楽しみながら学習していこう。
スタディサプリのメリット
「動画だけで勉強できるの?」と思う人が多いと思いますが、薬学部入学前の勉強であれば全く問題ありません。
むしろスタディサプリを使う方がメリットが多いので、以下にメリットを挙げてみます。
スタディサプリのメリット
- プロの講師が授業してくれる
- 映像講義なので理解しやすい
- 独学より楽
- スマホで勉強できる
- 1回15分と短時間
- 14日間の無料体験があるので、実質タダで使える
気軽にスマホで勉強することができ、プロの講師が講義をしてくれるのでわかりやすいのがメリットです。
また、参考書を読むだけの独学より映像講義の方がわかりやすく、1回15分程度の内容なので飽きることもありません。
スタディサプリは利用するのに登録が必要で料金もかかりますが、14日分の無料体験があるので、14日以内にすべての講義を見終えてしまえば実質タダで利用することができます。
生物の独学は大変だから、プロの講師に教えてもらった方が楽だし楽しいよ。
別に強制されているわけじゃなく、テストもないんだから楽しんで講義を受けよう。
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よくある質問
この章ではよくある質問を紹介します。
生物は勉強しなくても授業についていける?
ついていけますが、内容はとても難しいです。
生物は暗記に頼るところが物理や数学より多いため、理解できなくても暗記で乗り切ることができます。
実際にMr.Tも生物未選択でしたが単位を落とすことはありませんでした。
しかし、生物の基礎知識が全くなかったので、テスト勉強の時はかなり苦労した覚えがあります。
Mr.Tは生物関係の成績はあまりよくなかったね。
暗記関係が苦手だったし、興味もなかったから勉強する気が全く起きなかったんだ。
▼薬学部の定期試験の勉強法については以下の記事をご覧ください。
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薬学部1年生~3年生の定期試験の勉強法を徹底解説【テスト対策】
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おすすめの参考書とかはある?
イラストが多く、簡潔に説明してくれる参考書をお勧めします。
テストとかではないので、問題集やハイレベルな参考書は一切必要ありません。
全部文章だったらわかりにくいし、眠くなるだけだからね。
初心者向けに書かれた参考書で十分だよ。
まとめ:事前に予習しておいた方が授業が楽になる!
今回は薬学部入学前に生物の勉強は必要なのかどうか、生物未選択者の勉強方法について説明してきました。
最後にもう一度ポイントをまとめます。
ココがポイント
- 薬学部で生物は必須・国家試験にも出題される
- 薬学部と高校の生物はちょっと違う
- 入学前に生物を勉強しておいたほうがいい
- 勉強するなら植物以外の一通りの内容
- スタディサプリで勉強するのがおすすめ
薬学部に生物は必要ですが、入学前に一生懸命勉強する必要は全くありません。
軽く見ておき、基礎知識があるだけでもノー勉と比べると全然違います。
予習しておきたい、推薦入試などで決まったので時間がある人は勉強しておいてもいいですが、自分の負担にならないよう、生物が嫌いにならないように勉強しましょう。
適度に勉強、あとは遊んだりその時にしかできないことをやった方がいいと思うよ。
薬学部に入ったら嫌でも勉強しなくちゃいけないんだから…
受験のときに使った参考書や赤本・テキストは捨てずに買い取ってもらおう
受験の時に使った参考書や赤本、テキストは捨てずに業者に買い取ってもらいましょう。
特に赤本は毎年新しいものがでるので、新しいものを早めに売れば高額で買い取ってもらえます。
買取業者はたくさんありますが、その中でも「学参プラザ」がおすすめです。
「学参プラザ」は、受験のときに使った参考書や赤本、テキストなどを買い取ってくれる買い取り業者です。
買取実績も多く、「Amazonマケプレアワード 2016 カテゴリー賞」も受賞している信頼できる会社です。
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薬学部に入って高校の時に使っていた参考書を見ることはほぼないからね。
早めに売ってお金にして、大学の教科書代に回した方がお得だよ。
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