薬学部の6年生って忙しいの?
国家試験とかも控えてるし、バイトとかは続けられる?
卒論研究に卒業試験、国家試験などが控えているからかなり忙しいよ。
バイトは前期はまだできると思うけど、後期はする時間はないね。
こんな方におすすめ
- 薬学部6年生のスケジュールを知りたい人
- 薬学部の6年生で具体的にどんなイベントがあるのかを知りたい人
薬学部の6年生は薬学部での生活で最後の1年間です。
最後に国家試験が控えていて、薬学部6年間の集大成でもあります。
最後に国家試験があるっていうのは何となくわかるんだけど、他に何が控えているの?
薬学部の6年生では簡単に挙げると1年間で以下のイベントがあります。
- 授業・国家試験対策
- 就活
- 卒論発表・卒論提出
- 卒業試験
- 国家試験
- 卒業式・最後の春休み
実習とかはもうないけど、勉強で忙しい1年間になるね。
バイトとかはやめておいた方がいいと思うよ。
項目にして挙げると数行で終わりますが、薬学部の6年生での最後の1年間はかなり濃密でハードな1年間になる人が多いです。
今回はMr.Tの経験談も交えて薬学部6年生のスケジュールについて解説していきます。
ココがポイント
- 授業・国家試験対策
- 就活
- 卒論発表・卒論提出
- 卒業試験
- 国家試験
- 卒業式・最後の春休み
- バイトはあまりおすすめできない
▼薬学部6年間のスケジュールについては以下の記事をご覧ください。
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Contents
薬学部6年生のイベント
この章では薬学部6年生のイベントについて説明していきます。
ココがポイント
- 授業・国家試験対策
- 就活
- 卒論発表・卒論提出
- 卒業試験
- 国家試験
- 卒業式・最後の春休み
授業・国家試験対策
選択授業や国家試験対策が行われます。
基本的に前期は選択授業と簡易的な国家試験対策。
後期は本格的な国家試験対策が始まります。
単位も絡んでくるので、テストに落ちないように勉強することが重要です。
「単位が足りなくて卒業できない!」
とならないようにしっかりと自分の単位数を確認しておこう。
就活
現在の就活は本格的に動くのは6年生からですが、5年生の間に対策はしておくべきでしょう。
自分が付きたい職種に必要なものは何か、何の勉強が必要なのか、いつからエントリー開始なのかなど、基本的なことを時間がある5年生のうちに準備をしておかないと、6年生になって焦ります。
特に病院希望だと試験があることが多いので、実務実習の延長上で勉強を並行しておくと後で楽でしょう。
また、企業や研究職だとSPIやTOEICの勉強も必要になってきます。
6年生になると卒論研究や国家試験対策で時間が全然無くなるので、できれば5年生のうちに対策をしておきましょう。
早めに対策をしておいて損はないよ。
Mr.Tはドラッグストアに就職したけど、最初は大学病院を考えてたんだ。
最初に決断した時には大学の病院就職に関するガイダンスが終わってたからちょっと焦ったよ。
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卒論発表・卒論提出
一つの山場である、卒論発表と卒論提出があります。
研究室によって厳しさが違うので、楽なところはそれほど苦労しないでしょう。
逆に厳しいところは泣く人も多いです。
自分が行った研究の集大成であり、一生残るものなので力を入れて取り組みましょう。
Mr.Tがいた研究室は厳しかったし、発表も卒論提出もどの研究室よりも一番最後までやってたね。
その分国家試験対策が遅れたのは言うまでもありません…
卒業試験
授業での単位を取り終え、国家試験対策の授業が終了すると卒業試験が控えています。
どの大学も12月から1月の間に行わなれることが多いです。
卒業試験の形式は各大学によって違い、複数回に分けて行う大学や模試の結果を使う大学もあるようです。
卒業試験を突破しないと国家試験は受けられず、卒業試験のほうが難しい大学も多いので早めに対策をしておきましょう。
卒業試験で残念ながら落ちてしまう人も多いんだ。
受かる見込みのない人に国家試験を受けさせてしまうと大学の合格率が落ちてしまうから、大学側としては受けさせたくないんだよ。
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国家試験
6年間の集大成である国家試験が最後に控えています。
国家試験は2月に行われていますが、どんどん日程が早くなってきているので早めの対策が必要です。
Mr.Tが受けた第100回は2/28、3/1の二日間にわたって行われていたんだ。
でも、第108回は2/18と2/19で行われるから、10日も早まっていることがわかるね。
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卒業式・最後の春休み
国家試験が終わると卒業式、そして最後の春休みです。
卒業式は3月に行われ、国家試験以降は完全なフリーになります。
新生活が始まる4月のための準備や卒業旅行などをする人が多いです。
人生の中でこれほど長期間休めるのは最後でしょう。
大学の友人とも会う機会が少なくなるため、最後の春休みを有意義に過ごしましょう。
社会人になると長期休みはほとんど取れないよ。
1か月を超える休みなんて取れる人はごく稀だよ。
薬学部6年生のスケジュール
この章では薬学部6年生のスケジュールについて説明します。
なお、Mr.Tが通っていた大学では「研究コース」と「国家試験対策コース」に分かれていたので、それぞれにわけて説明していきます。
各コースの違い
研究コース
研究コースは実験を行うことによって卒論を作成します。
研究室によって厳しさは違いますが、自分がしっかりと結果を残さないと卒論を作ることができません。
6年生になると、基本的に卒論発表まではほとんどの時間を卒論研究に費やします。
前期は選択授業と簡易的な国家試験対策のみ座学で、それ以外は卒論研究がメインです。
Mr.Tは研究コースだったから、前期はほとんど研究室にこもってたね。
座学の記憶はあまりないな…
国家試験対策コース
国家試験対策コースは、5年生の前期から座学をメインで国家試験対策を行うコースです。
実務実習以外は基本的に国家試験対策を行い、卒論発表や卒論研究は論文調査をすることによって作成します。
6年生の前期になると少しずつ卒論発表に向けて本格的に論文調査をする時間が増えてきて、各研究室でそれぞれ課題が出され、論文を調査して卒論をまとめていく作業になります。
研究をしたくない人、必要ない人は国家試験対策コースで問題ないよ。
でも、本格的な研究は卒業以降する機会は少ないから、研究コースで体験してみるのもありだよ。
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薬学部6年生のスケジュール
前期(4月~9月)
- 授業・国家試験対策
- 就活
- 卒業研究 or 論文調査
- 卒論発表・卒論提出
前期は上記のイベントがあります。
基本的に研究コースは卒論研究、国家試験対策コースは座学がメインです。
どちらのコースも選択授業や単位に関係のある国家試験対策の授業は出席しなければなりませんが、前期の国家試験対策はそこまで本格的なものではありませんでした。
また、卒論発表が近づいてくると国家試験対策コースも本格的に論文調査を行います。
卒論発表・卒論提出の時期は各研究室によって違いがあり、夏休みに終わらせてしまうところもあれば、9月のギリギリまで粘るところもあります。
就活も卒論研究や勉強と並行して進めなければなりません。
早い人はすぐに決まりますが、遅い人は国家試験が終わった後に決まったという人もいるので人それぞれです。
卒論提出が遅いと国家試験の勉強スタートも遅くなるから困るんだよね…
Mr.Tはすべての研究室の中で最も遅い日程だったから、勉強スタートが誰よりも一番遅かったんだ。
後期(10月~3月)
- 国家試験対策
- 卒業試験
- 国家試験
- 卒業式・最後の春休み
後期は卒論提出も終わり、本格的に国家試験対策が始まります。
後期の国家試験対策は各週ごとにテストの科目が決まっており、授業・課題・テストを繰り返し、最終試験に合格すれば単位取得となり次の科目へ進みます。
最終試験には再試験もありますが、再試験に落ちると単位が取得できず留年という形になってしまいます。
国家試験対策の各科目すべてを突破したら次は卒業試験、国家試験と続いていき、これらが終わると最後の春休み・卒業式となります。
イベントは少ないけど、かなりハードな1年間だよ。
人生の中で一番勉強する期間じゃないかな。
Mr.Tのスケジュール
ここで実際に体験したMr.Tのスケジュールを紹介します。
前期(4月~9月)
Mr.Tは研究コースだったので、基本的に研究室で卒論研究をしていました。
座学があるときは講義を受け、基本的には毎日研究。
就活は4月ぐらいから調べ始め、大学病院に5月に見学に行きましたが結局受けず。
結局、先輩からの誘いで6月にドラッグストアに内定をもらいました。
この時のドラッグストア業界は応募すれば受かるみたいな感じだったので、対策は一切せずにぶっつけ本番で見学、テスト、面接をすべて1日で終わらせた感じです。
結局、就活に要した期間は2か月程度で、ほとんど勉強や対策はしないまま終わりました。
企業や研究職、病院でテストがある人などは5年生のうちからコツコツ対策を始めておいた方がいいでしょう。
ドラッグストアでも今は前より厳しくなってきてるから、ある程度の対策はしておいた方がいいよ。
その後は夏休みも研究室に行って卒業研究を続け、9月に研究発表、9月下旬に卒論提出という流れでした。
研究室は正直キツかったね。
緩い研究室もあるし、研究したくないのであれば国家試験対策コースもあるから自分に合った進路を選択しよう。
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後期(10月~3月)
10月からはずっと勉強です。
各週ごとに各科目の国家試験対策の講義や課題、テストがあり、常にギリギリの状態で合格。
国家試験対策のスタートが遅かったのも原因ですが、卒論提出が終わった後に思いっきり遊んでしまったのも一つの要因です。
6年生になると卒論研究が忙しくて遊ぶ時間がなかったので、卒論を提出した後にかなり遊んでしまいました。
もちろん、友人たちは危機感を持って勉強をしていたため誰も相手にしてくれなかったので、ひたすらゲームやアニメなどに時間を使っていました。
後になって大後悔することになるのですが、なんとか12月、1月の卒業試験を突破し、国家試験も無事合格しました。
合格したから笑い話にできるけど、落ちてたら笑えないよね…
思ったより勉強時間はないから、リフレッシュは大事だけどほどほどにしておこう。
よくある質問
この章ではよくある質問を紹介します。
遊ぶ時間やバイトする時間はないの?
自分が置かれている状況によりけりだと思います。
前期であればまだ本格的に国家試験対策を始めなくてもまだ間に合う可能性は高いので、少しずつ勉強をしつつ、遊んだりバイトをする時間はあるでしょう。
しかし、Mr.Tみたいに研究室が厳しかったりするとほとんど研究室にこもることになり、遊んだりバイトをする時間はほとんどありません。
研究コースでも緩いところは時間はありますし、国家試験対策コースだと課題やテストもあるので前期でも大変である可能性もあります。
よっぽどお金に困ってない限り、6年生でのバイトはあまりお勧めできないよ。
バイトする時間があるなら早めに国家試験の勉強を進めておくべきだね。
国家試験の勉強はいつから始めればいい?
できれば5年生の実務実習が終わった後、6年生の頭からです。
国家試験対策コースであれば5年生の頭からすでに始めています。
研究コースの人たちが本格的に対策を始めるのは卒論提出が終わった後なので、9月や10月からの人が多いです。
しかし、国家試験の範囲は膨大なので、絶対に勉強時間が足りなくなります。
卒業試験は12月に始まるので、12月までには一通り終わらせておかないといけません。
本格的に始めるのは卒論提出が終わった後でも大丈夫ですが、できれば今すぐ少しでも手を付けておくことをおすすめします。
メンタルがやられてしまう人も多いからね。
余裕を持ってスタートしても絶対最後の方では「もう少し早く始めればよかった」と後悔する人が多いから、できれば今すぐ始めておいた方がいいよ。
▼国家試験対策を始める時期については以下の記事をご覧ください。
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薬剤師の就活は大変?
就職先によりけりです。
ライバルが多い企業や研究職はかなり大変そうでした。
逆にMr.Tの時代は調剤薬局やドラッグストア業界はまだ人手が足りなかったので、比較的楽な部類でした。
病院も規模によりけりですが、採用する人数が少ないので競争率が高く、採用試験がある病院も多いので実質大変でしょう。
Mr.Tの経験談ですが、Mr.Tは地元の大学病院に見学に行ったのですが、地元出身はかなりアドバンテージが大きく、採用されやすいようです。
地元のことをよく知っている、県外へ行く可能性が低い(地元出身以外の人と比べて)ということが関係しているのではないかと考えられます。
大学病院も魅力的だったんだけど、給料と行っている研究内容がちょっと…
という感じで結局ドラッグストアに決めたんだ。
ドラッグストアだと早い段階でマネジメントとかもできるしね。
まとめ:前期はまだ余裕があるが、後期は国家試験対策でとっても忙しい!
今回はMr.Tの経験談も交えて薬学部6年生のスケジュールについて説明してきました。
最後にもう一度ポイントをまとめます。
ココがポイント
- 授業・国家試験対策
- 就活
- 卒論発表・卒論提出
- 卒業試験
- 国家試験
- 卒業式・最後の春休み
- バイトはあまりおすすめできない
上記でも説明しましたが、人によって置かれている状況が違うので、全員が忙しいとは限りません。
早めに国家試験対策を始めている人は前期はそこまで焦る必要はありませんし、卒論研究が順調な人は余裕を持った前期を過ごせるでしょう。
しかし後期は別で、国家試験に向けてたくさん勉強しなければなりません。
ほとんどの人は忙しいと感じ、遊んだりバイトをする時間はあまりないでしょう。
遊びすぎ、バイトのし過ぎで留年・浪人してしまったら元も子もなく、バイト以上の出費が出ます。
今自分に何が一番大切なのかをしっかりと理解して、最後の1年間を有意義に使いましょう。
今思えばすごい早い1年間だったね。
大学時代に戻りたいとは思うけど、6年生の1年間はもう二度と経験したくないね。
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