ナザールスプレーを使ってるんだけど、使いすぎると依存や副作用が怖いと言われたの。
どれぐらいで使い過ぎと言われるの?
使い続けるとどうなってしまうの?
「1日に6回が限度」と説明書に書いてあるんだけど、これ以上使うと明らかに使いすぎだね。
ナザールは依存性があるから使い続けると効かなくなったり、薬剤性鼻炎になってしまうこともあるんだ。
こんな方におすすめ
- ナザールを使っている人
- ナザールを手放せなくなってしまった人
- ナザールの使い過ぎの基準を知りたい人
ナザールは市販で販売されている点鼻薬で、鼻炎症状に効果があります。
花粉の時期にお世話になっている人が多いのではないでしょうか。
ナザールは即効性があるのですが、使いすぎると依存や副作用で効果を感じられなくなったり、薬剤性鼻炎が問題になってきます。
説明書には「1日に6回が限度」と記載されているのですが、これ以上使っているのであれば明らかに使い過ぎで薬剤性鼻炎の可能性があります。
以上で簡潔に説明しましたが、今回はナザールスプレーの使いすぎの基準と依存や副作用について解説していきます。
ココがポイント
- 1日6回が限度
- 依存で効かなくなってくる
- 薬剤性鼻炎になる可能性が高い
- ステロイドの点鼻や飲み薬がおすすめ
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Contents
ナザールスプレーを使いすぎると何が問題?
この章ではナザールスプレーを使いすぎると何が問題なのかについて説明していきます。
依存性や副作用がある
ナザールは「ナファゾリン」と「クロルフェニラミン」という成分がメインで、このナファゾリンという成分には依存性があります。
ナファゾリンは即効性があるので他の点鼻薬よりすぐに効果が出ますが、連用することによって効果が出にくくなってしまい、ナファゾリンの使い過ぎによる薬剤性鼻炎という症状にまで悪化してしまう恐れがあるのです。
即効性があるのがよく使われる理由なんだけど、依存性があるから怖いんだ。
薬剤性鼻炎とは
薬剤性鼻炎とは、市販の点鼻薬を長期に渡って使いすぎたために生じてしまう、鼻の粘膜が腫れる鼻炎のことです。
ナファゾリンは血管を収縮する力があるので、点鼻することによって鼻の粘膜の血管を収縮させ、鼻の通りをよくします。
しかし連用し続けると体が慣れてきてしまい、通常の量では効果が発揮できず、使用する回数がどんどん増えていってしまうのです。
結果的にナファゾリンをいくら使用しても鼻の粘膜の炎症を抑えることができず、薬剤性鼻炎になってしまいます。
鼻詰まりの症状はツラいよね。
知らないうちに使う回数が増えてしまって、気づいたら効果が感じられなくなってしまったという人が多いんだ。
効果が薄くなってくる
ナザールスプレーには依存性があることは上記でも説明しましたが、連用すると効果が薄くなってしまい、その結果何度も何度も使用してしまう羽目になります。
最初は一度使うだけで鼻がスーッとする感じがすぐに感じられますが、長期間使うとどんどん効果を感じられなくなり、使う回数が増えてしまうのです。
即効性があるからクセになるのはわかるんだけど、そこが落とし穴なんだよね。
ナザールスプレーの使いすぎの基準は?
この章ではナザールスプレーの使いすぎの基準について説明します。
1日6回が限度
用法・用量
- 大人(15歳以上):1回1~2噴霧
- 7~14歳:1回1~2噴霧
- 7歳未満:使用しないこと
- 1日6回を限度とし、3時間以上間隔を空けること
- 3日間位使用しても症状がよくならない場合は使用を中止
上記で示した通り、1日に6回が限度で、これ以上使うことは認められていません。
1日に7回以上使っているとなるとナザールの依存性が出てしまい、薬剤性鼻炎になっている可能性が高いです。
また、最初は効いていても、途中で3日間効果を感じられなくなった場合はすぐに中止し、病院に受診しましょう。
最初は効きがいいから、長期間使ってしまう人が多いんだ。
本当にひどいときにちょっと使うのがベストだよ。
効果の減弱・長期連用
使っていて効き目が以前より弱くなってきたと感じた場合は、使い過ぎの可能性が高いです。
また、毎日の使用を数週間続けることでも長期連用で依存性の可能性が出てくることがあります。
長期連用の具体的な期間ははっきりとはせず、人によって違ってきます。
しかし、ナザールスプレーなどの血管収縮薬は毎日使うものではなく、基本的には病院でもステロイド含有の点鼻薬が主流で、本当にひどいときにのみ血管収縮薬を使う傾向があります。
ナザールスプレーは値段も安く、気軽に買うことができるのがメリットですが、使い過ぎには注意が必要です。
ステロイドの点鼻薬も市販で売ってるけど、どうしても値段が高くて怖い、強いというイメージがあるんだ。
でも、使い方をしっかりと守ればステロイドの方が安全なんだよ。
使い過ぎを防ぐために
市販のステロイド点鼻薬を使う
ナザールの代わりにステロイドが入った市販薬を使いましょう。
ステロイドの点鼻薬はナザールに比べて即効性がありませんが、適切に使うことで依存性や薬剤性鼻炎になる可能性が低いです。
ステロイドというと何となく怖いと思う人も多いですが、使う期間を決めて長期連用しなければ体に影響はありません。
むしろステロイドの点鼻よりもナザールの方が薬剤性鼻炎などの症状が出やすいのです。
ステロイドは花粉症の時期だけ使うという方法で全く問題ないんだ。
これぐらいなら体にそこまで大きな影響はないよ。
市販の飲み薬を使う
市販の飲み薬を使ってみましょう。
飲み薬だけでも症状が止まる人は多く、最近ではたくさんの鼻炎に効く市販薬が販売されています。
花粉症などのアレルギーにはアレグラFX、アレジオン20などが有名ですが、これらの薬は正直そこまで強い薬ではありません。
アレグラやアレジオンは第二世代抗ヒスタミン薬という分類に位置付けられますが、クロルフェニラミンなどの第一世代抗ヒスタミン薬の方が効き目が強いです。
しかし、第一世代は眠気やふらつきなどの副作用がよく出るので、自分の症状をよく確認し、薬剤師や登録販売者によく相談して市販薬を購入することが必要になります。
鼻炎に対する市販薬がここ最近たくさん増えたから、様々な種類のものがあるんだ。
素人が成分で選ぶのは大変だから、必ず薬剤師や登録販売者に相談しようね。
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【OTC・鼻炎薬成分一覧】病院と同じ成分の薬は? 市販の鼻炎薬の成分をまとめてみた
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鼻炎解消アイテムを使う
ブリーズライトなどの鼻炎を解消するアイテムを使いましょう。
しかし、医薬品に比べてそこまで効果を感じることができないので、あくまで医薬品と併用しながら使ってみることをお勧めします。
ブリーズライトだけで鼻炎症状を解消するのは無理があるから、あくまで医薬品と併用しながら使っていこう。
▼ナザールをやめる方法については以下の記事をご覧ください。
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ナザールをやめたいがやめられない?薬剤性鼻炎から抜け出す方法を徹底解説
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まとめ:1日に6回を超える使用は使い過ぎ!
今回はナザールスプレーの使いすぎの基準と依存や副作用を説明してきました。
以下に内容をまとめます。
ココがポイント
- 1日6回が限度
- 依存で効かなくなってくる
- 薬剤性鼻炎になる可能性が高い
- ステロイドの点鼻や飲み薬がおすすめ
ナザールは即効性があり、気軽に手に入れれることから人気がある薬です。
しかし、安易に使いすぎてしまうと今回説明した依存や薬剤性鼻炎などの症状に発展してしまうことがあります。
できれば鼻炎などで症状がひどいときは病院に受診し、適切な薬をもらったほうが安心です。
病院に行ったほうが自分に合った薬を処方してもらえるから、Mr.Tは受診することをお勧めするよ。
どうしても市販薬だと自己判断になってしまうからね。
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