テープ起こしをやってると、聞き取れない言葉が出てきてなかなか進まない…
どうやって調べればいいの?
辞書とネット検索が一般的だね。
ネット検索を使うことが多いけど、ちょっとしたコツも必要なんだ。
こんな方におすすめ
- テープ起こし・文字起こしで聞き取れない言葉の調べ方を知りたい
- インターネットで調べるときのポイントや注意点を知りたい
テープ起こしを行っていると、必ずと言っていいほど聞き取れない言葉に遭遇します。
自分が知らない言葉はもちろん、専門用語や造語、新語など様々な言葉に対応しなければなりません。
このように聞き取れない言葉に遭遇した場合は、辞書やネット検索を利用して文字にすることが必要です。
一発で自分が求めている答えが出てくるとは限らないので、粘り強く調べる根気強さも必要になってきます。
上記で簡潔に説明しましたが、今回はテープ起こし・文字起こしで聞き取れない言葉の検索方法について説明していきます。
この記事を読めば、テープ起こしで聞き取れない言葉が出てきたときの対処法が一通り身につくよ!
ココがポイント
- 各種辞書、表記辞書、インターネットで検索する
- ネット検索は工夫が必要
- ネット検索で得た情報が全て正しいとは限らない
テープ起こしの通信講座 おすすめ2選 |
|
テープ起こしの関連記事
\パソコン操作が苦手でもOK!/
Contents
テープ起こし・文字起こしで聞き取れない言葉の調べ方
この章では、テープ起こしを行っていて、聞き取れない言葉に出会ってしまったときの調べ方について説明します。
各種辞書
国語辞典や英和辞典などの辞書で調べましょう。
きちんと聞き取れても、自分が知らない言葉は文字にすることができません。
少しでも不安があったら辞書を引いて調べるようにしましょう。
本の辞書じゃなくて、電子辞書やネットを使った辞書でも構わないよ。
表記辞書
テープ起こしをする際に全国的に統一された表記基準はないので、会社ごとに表記基準が異なります。
しかし、どの会社も一定の表記基準がないと文章が書けないので、基になる表記辞書というものがあるのです。
例えばテープ起こしを運営しているボイテックスライターでは『記者ハンドブック』を基にテープ起こしを行っています。
以下に代表的な表記辞書を挙げます。
- 『記者ハンドブック』: 共同通信社
- 『標準用字用例辞典』 :日本速記協会
- 『公用文の書き方資料集』: 文部省
- 『朝日新聞の用語の手引き』: 朝日新聞社
- 『NHK 新用字用語辞典』 :日本放送出版協会
- 『現代用語の基礎知識』 :自由国民社
理解できない言葉に出くわしたら、指定されている表記辞書を使って調べましょう。
Mr.Tも記者ハンドブックを使っているよ。
インターネット検索
パソコンでテープ起こしの仕事をしているので、一番手っ取り早いのはインターネット検索でしょう。
辞書や表記辞書などでは完全にその言葉を聞き取れないと調べることができませんが、インターネットであれば、ある程度聞き取れれば、ネット検索でその言葉が判明することが多いです。
また、辞書よりもネット検索のほうが内容が詳しく分かる場合もあり、新しい言葉や情報はネットのほうが断然早いです。
ネット検索では重要度が高い順に並ぶので、自分が目的とする情報にたどり着きやすくもあります。
ネットでまず調べてみて、ある程度確証を得たら表記辞書や辞書を使うと効率的だよ。
インターネットで調べるときのポイント
この章ではインターネットで調べるときのポイントを説明します。
検索方法
検索エンジンはたくさんあります。
有名なのはGoogleやYahoo!などでしょう。
Googleは検索結果で表示されるページ数が多く、重要度が高く、信頼性のあるページが上位にくるようにGoogleが判別しています。
逆にGoogleが信頼性が低いと判断したページは上位にこないようになっているので、自分が知りたい情報にたどり着きやすくもあります。
検索エンジンはたくさんあるけど、ほとんどの人がGoogleかYahoo!を使っているよ。
Mr.TもほぼGoogleしか使わないからね。
検索の例
例えば「とらんきらいやー」と聞き取ったとしましょう。
Googleで「とらんきらいやー」と入力して検索すると、検索結果には求めている答えはありません。
前後の文脈から考えて、薬の話をしているとしましょう。
「とらんきらいやー 薬」と入力して検索すると「トランキライザー」という言葉がどうやらあるようです。
調べてみると、結局「とらんきらいやー」と聞き取った言葉の正体は「トランキライザー」だったようです。
このように自分が知らない言葉も検索を工夫して利用することで、正しい言葉にたどり着けることがあります。
粘り強く検索する力も必要です。
この例はMr.Tが薬剤師の仕事をしているときに実際に経験した事例だよ。
お客さんが「とらんきらいやー」と言っていたんだけど、何のことだかさっぱりわからず。
ネットで検索してトランキライザーという言葉に初めて出会ったんだ。
検索のポイント
固有名詞
テープ起こしの仕事をする上で、人物名や地名などの固有名詞は必ず出てきます。
これらの固有名詞の表記を間違えることは、依頼者の信用を失います。
有名人の名前や地名などは改名や市町村の統合などで変更する場合が多いので、最新の情報を知っておく必要があります。
例えば地名などでは、自分が持っている辞書や地図では表記が古く、最新の地名に対応していないことがよくあるのです。
会話の内容によっては古いほうの名前で会話が進んでいくこともあるので、ネット検索をうまく活用して臨機応変に対応していきましょう。
書籍・著者名
書籍や著者名は「Amazon」などの書籍を販売しているサイトで検索しましょう。
個人や企業が運営しているブログなどを参考にするのはNGです。
なぜならそのページが本当に信頼できるものかどうかが判断できず、謝った表記で掲載されている可能性もあるからです。
例えば会話の中に
「ひがしのけいごのぱられるわーるどらぶすとーりーっていうほんが、」
と出てきた場合、Amazonのページの検索欄に「ぱられるわーるどらぶすとーりー」と入力して検索してみます。
恐らくひらがなで入力すると目的としたものが出てこない可能性があるのですが、Amazonの検索候補にはカタカナで表記されているものがあり、その中に「パラレルワールドラブストーリー 東野圭吾」という候補があります。
こちらで検索してみると、目的としたものが表示されていることがわかります。
題名と著者の漢字もこれで分かりましたね。
必要な情報がそろったので、Googleで検索することでさらに詳しい情報を得ることもできます。
Amazonの検索欄はよく活用するよ。
公的な数字
数字の間違いも依頼者の信用を失ってしまうのでNGです。
数字は一桁違うだけで意味が全然違ってくるので、特に注意が必要です。
数字が出てくる場面は非常に多く、会議の予算や決算などは桁数が大きく、複雑な場合もあるので特に注意が必要です。
もし、依頼者から会議の資料などを手に入れられるのであれば、資料を参照しながらテープ起こしをすることをおすすめします。
公的機関が発表している統計などの数字はインターネットで確認できるので、誤りがないように確認しておいたほうがいいでしょう。
1桁違うだけでとんでもない数値になってしまうから、数字の入力は特に気を付けようね。
インターネットで調べるときの注意点
この章ではインターネットで調べるときの注意点を説明します。
インターネットはさまざまな情報が掲載されており、手軽に調べられることがメリットです。
しかし、その情報が本当に正しいかどうか判断する力も必要になってきます。
例えば「Wikipedia」は膨大な情報量が存在し、日頃からお世話になっている人も多いでしょう。
しかし、「Wikipedia」は誰でも編集できるため、掲載されている情報が本当に正しいかどうか判別することができません。
自分が見たときにちょうど謝った情報が掲載されている可能性もあるのです。
また、個人のブログや企業のサイトなども正しい情報が掲載されているとは限りません。
ブログやサイトを参考にする場合は一つのページだけでなく、複数のページを見て判断したほうがいいでしょう。
自分が見ているサイトの情報が100%正しいとは言い切れないんだ。
特に医療関係の情報は、専門家から見ると目を疑いたくなるような情報が載っているページがトップに来ることもあるからね。
まとめ:検索をうまく活用して効率よくテープ起こしを行おう!
この記事ではテープ起こし・文字起こしで聞き取れない言葉の検索方法について説明してきました。
以下にこの記事の内容をまとめます。
ココがポイント
- 各種辞書、表記辞書、インターネットで検索する
- ネット検索は工夫が必要
- ネット検索で得た情報が全て正しいとは限らない
テープ起こしでは、分からない言葉が多いと検索する時間を多く取られます。
いくらタイピングが速くても、検索する能力が低いと結果的に仕事のスピードが落ちてしまうのです。
最初はなかなかどのように検索欄に入力すれば目的とするページにたどり着けるか難しいですが、慣れてくると段々分かってきて、素早く情報を得ることができます。
検索能力や粘り強く検索することもテープ起こしに必要な能力なので、たくさん経験を積んでスピーディーにテープ起こしを行えるようになりましょう。
検索能力以外にもテープ起こしにはさまざまなテクニックが必要だよ。
Mr.Tがテープ起こしを勉強した方法のリンクを貼っておくので参考にしてみてね。
テープ起こしの関連記事
テープ起こし・文字起こしの勉強は通信講座がおすすめ
テープ起こしの通信講座 おすすめ2選 |
|
テープ起こし・文字起こしの勉強は独学より通信講座で勉強することをお勧めします。
テープ起こしは資格がいらず、独学でも勉強可能で手軽に副業として始めることができます。
しかし、テープ起こしの正しいスキルや気を付けなければいけない事項などは独学だとなかなか身に付きません。
通信講座を利用すれば正しいスキルを習得しつつ、第三者の目を通してもらうことで効率的にレベルアップすることができます。
また、通信講座によっては資格取得後の就業支援もあるので、独学で勉強するよりはるかに稼ぎやすいというメリットもあります。
テープ起こしの関連記事
\パソコン操作が苦手でもOK!/